<<長野県国体成年女子バスケットボールチーム>>
北信越国体の総括
 今年度は始めての試みとしてトップA・A2という形で、4月7日(土)から選抜チームの強化練習が始まりました。
種別毎(教員・一般・学生)の大会もあり、練習に支障もありましたが、ほとんどの選手が練習に参加してくれたため、計画した内容は順調に消化したと思います。選手の絞込み後は、北信越国体直前まで県少年女子選抜、関東、関西の大学生との練習試合を行い、選抜チームの完成度は急速に高まりました。

 北信越国体は、初戦(石川)の惜敗で波に乗れず、二戦目の富山にも連敗してしまいました。二日目は持てる力を十分に発揮して新潟、福井に連勝しましたが、惜しくも第3位という成績で本国体を逃してしまいました。
 選抜チームの強化方法は様々な事が考えられましたが、完成度の高いチームを創るには時間がかかります。選手層の問題、モチベーションの高さ、攻守のバランス、サイズ、経験値、将来性などあげればきりがありません。

 今回最も反省点しなければならない点は、厳しい状況の中で『選手の試合に向かう精神状態?』を見抜いた上での、選手起用ができなかったことにあります。
 県内で行なわれている大会や、選手選抜後に行なった練習試合での活躍を参考に、選手の個性を見極める努力をし、最善を尽くしているつもりでしたが、振り返ってみると、その起用やタイミングに誤りがあったのではないかと反省せざるを得ませんでした。

 最後に、ご協力をいただきました県協会、審判委員会、チーム関係の皆様、および、遠い福井まで応援に来ていただいた多くの皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
<<長野県国体少年女子バスケットボールチーム>>
北信越国体の総括 少年女子監督 熱田恵司
 県高校総体に優勝して国体監督を任されることになり、補強選手、スタッフの選考から始まって北信越国体まで、約2ヶ月間本国体出場を目指しやって来ました。
 丸山丈和強化委員長、福澤晃コーチにサポートしていただきながら努めをやり終えましたが、結果は1勝3敗で4位という悔しいものと成りました。

 今年は混戦になるという予想通りに、最終戦(対福井)に勝てば得失点差で代表に残れるという状況になりましたが、その前の新潟戦で力(特に気力)を使ってしまい、残念ながら負けてしまいました。大会に臨んで立てた作戦は、石川と新潟に絞って勝ちに行く、富山には勝てる、福井は捨てる、というものでした。それを可能にする良い組合せ(試合順序)にも恵まれ、初戦の対石川、次の日の対新潟ともに「勝つ」ことを予想させる内容となりました。

しかし、両試合とも後半に少しずつ追い上げられ、もう一度突き放すチャンスもあったのですが、力及ばず逆転されてしまいました。最近の北信越大会では差をつけられて負けることが多い相手に、何とか接線に持ちこむ試合を展開することが出来たのは選手たちの奮闘によるものです。それは、補強で入ってくれた北野茜(東海大第三)、池内侑里(小諸)さんの二人が長聖のチームの中に積極的に溶け込んでくれ、それぞれの力を十分に発揮してくれたことが大きいと思います。

 本大会出場を果せず不本意な結果となりましたが、ここまで支えていただいた協会関係始め、チーム関係、審判の方々、保護者の皆様に感謝申し上げます。有難うございました。
<<長野県国体成年男子バスケットボールチーム>>
応援、ありがとう 成年男子監督  古澤 栄一
 北信越国体では遠く福井まで応援に駆けつけて頂き、また長野から熱い声援を送って頂き、感謝申しあげます。
「フレッシュ・チームでミラクルを」と思い大会に臨んだのですが、残念ながら結果は1勝3敗で4位と不本意な形になってしまいました。監督としていい結果を出せず、申し訳なく思っております。が、その反面コーチや選手の頑張りがとても頼もしく少しづついいチームに成長しているなと実感でき、大変嬉しく思った大会でもありました。

特に、初戦の石川戦、3点ビハインドで迎えた第4クォーター、選手の攻撃的な姿勢で逆転、引き離しかけたが相手エースの3ポイント・シュートや残りわずかで放った同点ゴールを決められ延長戦となり、その勢いを止められず屈してしまいました。これは、監督の采配が適切でなかったのかもしれません。
 瞬時に変わる局面の中で幾つかの選択肢のうちの一つが今年度に関しては好転しませんでした。けれども、選手たちは通常これだけのゲームをし負けた場合には落胆の色濃くバタバタと崩れ落ちてしまうものなのですが、次の富山戦、翌日の福井戦もよく戦いました。

 そして、最終戦で他力本願ながら2位以内本国体出場をするためには直前の試合で石川県が富山県に勝ち我々が新潟県に勝てば2勝2敗3すくみ状態で進出と目論んでいた所、なんと石川県が負けてしまいました。そのためわずかの望みが断たれてしまい、新潟戦を迎えるにあたってモチベーションを高めるのが難しく感じたのですが、これもまた負けはしたもののひたむきに最後まで戦い抜きました。観覧席からの応援も励みとなりました。

このように、徐々にではありますが「強い長野」を目指し、一歩一歩着実にステップ・アップしていると思います。そして、これらの敗戦は今後に向け課題が浮き彫りになったものであり、きっと近い将来大きな勝利へ導くものと信じています。今年度はあまり細かい技術的なことは伝えられませんでしたが選手相互にコミュニケーションを深めることによって長野県としての一体感が出てきています。これは、きっと選手のご家族、職場の方々さらにはチーム・メートの皆様の協力があってこその成果だと思います。心より御礼申し上げます。

是非、これからもみんなでこれまで以上に長野県のバスケットボール熱を高めていきましょう。応援、ありがとうございました。